休む時は休もう 2
休む時は計画的にきちんと休む。勉強や受験のとをすっかり忘れて休む。これが大切だと前のこのコーナーに書きましたね。そのためには休みを計画の中に取り入れることが大事ですが、それに付けに加えて、休み時間や休みの日をどうやって過ごすか決めておくことも大事です。
録画していたテレビをまとめて見るのもいいでしょう。気の置けない友達とおしゃべりするのもいいでしょう。頭から勉強や受験のことがすっかり消えてしまうことなら何をしてもいいと思います。しかしその中で私が推薦するのは、体を動かす何かをすることです。ジョギング、サッカー、卓球などのスポーツは、体を動かすことで気分転換になります。それだけでなく体力もつけてくれます。
受験は最後は体力勝負です。最後の追い込みいかんによって、受験の結果が大きく変わります。それには体力が必要です。かなり体を鍛えていないと、追い込みには耐えられません。私が短期間の受験勉強で、早稲田に合格できたのは、偶然にも受験費用を稼ぐアルバイトが、激しい肉体労働であったためです。アルバイトが私に、受験勉強の追い込みに必要な体力をつけてくれたからです。入学試験の直後は、私は体がボロボロでした。もう限界でした。たしか2週間ほど風邪をひいた状態だったと思います。
だからあなたも、 気分転換もかねて、受験に必要な体力をつけるためにも、休む時はなにか運動をすることをお勧めします。私は長年塾でたくさんの受験生を指導してきましたが、受験の失敗の原因が、元を正せば体力不足であることがほんとうに多いです。失敗の原因を勉強時間の不足にすることが多いですが、それはそもそも勉強する体力がなかったということです。
体力をつけることの重要性を強調している指導者も少ないし、その重要性を理解している受験生も少ないです。受験生にとって、「体力をつける」、これは受験に勝つためには必要な条件です。