受験生の不安、(不安の根源)
受験生はなにかと不安を感じるものです。これで合格できるだろうか、この勉強のやり方で大丈夫だろうか、と色々と悩みはつきません。しかしその不安の根源はどこにあるでしょうか。それを解消するにはどうしたらいいでしょうか。
不安が生ずるのは、合格するためにはどれだけ勉強すればよいのか、受験までにどれだけの時間があって、勉強にいったいどれだけ時間を使うことができるのか、ということが見えていないことからくることが多いです。
今あなたは、何年生なのか知りませんが、入試までの日数を数えてみてください。もしあなたが高校生なら、修学旅行などの学校行事あればその日は勉強できないので、その日は差し引いて数えてください。修学旅行など学校行事以外にも、あなたの個人的な事情から勉強できない、しない日もあると思います。それも差し引いてください。来年受験だとか、再来年受験だとか漠然と入試までの時間を計るのではなく、日数を数えてください。そして毎日平均何時間勉強できるか、現役生なら学校のある日は1日3時間とか、学校のない日は1日8時間とか、勉強できる日数にその時間をかけてください。それで入試までに勉強できる時間がわかります。
そこまで正確にわかれば、今度は具体的に、英文法のこの問題集は全部で4回できるとか、数学はこの参考を3回できるなどの計画 を立ててください。その計画を立てることが不安の解消に役立ちます。合格への不安は、先に対する見通しが十分でないことからくる場合が多いです。合格までの道しるべが少しでもはっきり見えれば、それだけで不安が少なくなり、和らいでいきます。
受験生のみなさんには、できるだけ精密な時間軸にそった、合格への道しるべ(計画)を作ることをお勧めします。