記録をつける
みなさん受験生は、学習の計画をある程度は立てているでしょう。しかしそれを紙に書いたり、ノートに書いたりしてい人はごく一部です。また学習の進捗状況を毎日記録している受験生は、もっと少ないです。
日誌をつけるように、一日の終わりにその日の学習の記録をつけ、次の日の予定、次の日に学習する内容をノートに書くようにしてください。そうすれば勉強がずっとはかどるようになります。書く時の注意点ですが、最初からなにもかも詳しく書かないことです。とりあえず学習日誌を開けて、その日に勉強したことを簡単に書いてください、そして明日学習しようと思っていることを書いてください。そのあとで余裕があれば、その時の気持ちや感想をつけくわえてください。
私の塾では、受験生には学習日誌をつけるように指導していますが、きちんとつけている受験生は、確実に偏差値が上がっています。これはほとんど例外なく起こる現象です。
日誌をきちんとつけられない受験生は、まだ心が受験に向かって統一されていません。受験に対して気持ちが不安定なのです。だから逆に学習日誌をつけることによって、受験に対する気持ちを統一させることができます。学習日誌はやる気やモチベーションをアップさせてくれるのです。
その日の学習の記録は、たとえ勉強量が満足から程遠いものであっても、継続することによって、そこから学ぶものがたくさんあります。学習の記録は自分の努力の結果だからです。しかもそれは、あなたに達成感を与えてくれます。
学習日誌をつけるには、小さな達成感を積み重ねられるようにするなど、色々な工夫をすればいいと以前このコーナーで書きましたが、内容はともかくとして、まずは学習日誌をつけるようにしてください。それだけで、勉強に取り組む姿勢がよくなり、確実に偏差値が上がります。