受験生のみなさん、毎日勉強をがんばっていて、「いったいいつになったら生成期が上がるのか」、と悩んだことはないでしょうか。そのように悩み始めると、勉強のやり方を間違えているのか、もともと頭が悪く才能がないのかなどと、どんどんマイナスの方向に気持ちが行ってしまいます。そうなると本当に成績が上がらないようになってきます。そしてやる気もなくしていきます。これは負のスパイラルです。

そういう時はまず、勉強時間が充分足りているか考えてみてください。もし充分足りているなら、勉強の方法に問題がないかももう一度吟味してみてください。ここでいつも私が解説しているやり方を守っている場合は、あんまり問題ないでしょう。しかし受験勉強のやり方も、だんだん我が出て自己流に陥りがちです。復習の仕方が甘いとか、覚えておかなければならないところをきちんと暗記していないとか、色んな分野が中途半端でツメが甘いとか、それぞれ受験生によって癖があります。その癖を一度吟味しなおしてみてください。

そうして悪い原因を取り除いて、勉強時間を充分確保できていれば、必ず偏差値が上がります。あとはただひたすら前を向いて勉強を続けるだけです。過去にとらわ れていては、ブレーキがかかってしまいます。一度過去のことはすっぱり忘れてください。過去の成績はあなたの未来の成績とは、ほんの僅かしか関係しないのです。偏差値はある時一瞬にして上がります。それは驚くほどです。みなさんも過去にとらわれずひたすら前を向いて受験勉強がなんばってください。

人は「なくて七癖」、と言いますが、勉強のやり方が自己流に陥っていないか、変な癖がついて、どこかに隙間ができていないか、また手をぬいていないか、この機会にじっくり反省することをお勧めします。