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数学の相談、時間のかけ方

20120914134544391一人の受験生から相談を受けました。ある受験情報によれば、「数学は独力で解けるまで自分で考えぬかないと力がつかない、すぐ答えを見ていては実力がつかない」、とあったのでその指示に従って、一つひとつの問題にじっくり時間をかけて取り組みました。しかし数学の偏差値がほとんどあがらず、結局浪人するこ とになってしまいました。どうすれば数学ができるようになるのですか、という相談でした。

答えが解るまでがんばって数学の問題に取り組んでいると、いったいどれだけの問題をこなすことができるでしょうか、答えを見なければ永遠に解けない問題もたくさんあるはずです。そんなことしていてはいくら時間があっても足りません。彼は解いた問題数も少なかったし、解いた問題の反復練習も不足していたと思います。これでは数学の偏差値が伸びるわけがありません。数学でもひとつの問題に、じっくり時間をかけることは確かに大事です。また時間をかけずに答えや解説を早い目に見て、解き方をすばやく覚えてしまうことも大事です。だったらどうすればいいのでしょうか。

じっくり時間をかける勉強の方法と、時間をあまりかけず、解き方を覚えてしまう勉強の方法を、うまく組み合わせればいいのです。じっくり時間をかける問題は、模擬テストに出題されて、試験中に解けなかった問題とか、大学受験の過去問などです。かける時間は日を越してもかまいません。センター試験の過去問は、最初は時間を計って制限時間通りに解いてから、できなっか問題を、その後は時間をかけて答えを見ずに解けるまで自力でがんばって解いてください。独力でしかも時間をかけて解いた問題は、あなたの血となり肉となります。センターの数学はそんなに難しくありません。時間をかければ解けないことはないはずです。

このように数学の問題を解くときの時間のかけ方は、ベストミックスで挑んでんでください。注意点は中途半端ならないことです。メリハリをつけて取り組んでください。

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