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高校入試情報、 お母様の時代とずいぶん違います。 その1

20101025132554979お母様の時代、都立、公立高校には、全日制と定時性がありましたが、今はそれに加えて単位制の高校があり、定時制にも昼間の定時制があります。また学科はかつては普通科と職業科(工業・商業・農業・家政)という区分でしたが、今は普通科と専門学科、総合学科という区分になっています。それぞれ具体的にどのような特徴があるか解説していきます。

単位制高校は、学年ごとに進級するのではなく、全部で74単位を取得すれば卒業できるという制度です。3年間で全単位を取得して、卒業ができるようにはなっていますが、4年かかって卒業することもできます。学年制だと留年した時、そのまま学校をやめてしまうケースが多いため、中途退学者を出さないようにと配慮した制度です。もともと中途退学を減らす目的でできた制度だと思いますが、県立埼玉の浦和高校などは、単位制を活かした進学校になっています。しかし単位制ではクラスが基本的にないので、普通の高校生活が体験できないという弊害が指摘されています。そのため、クラスもあり留年することもある、単位制の高校もできました。そのあたりそれぞれの高校によて制度が異なるので、各自がよく調べてみてください。

定時制の昼間部は、原則として午後から授業始まる高校です。かつて定時制と言えば、昼間働き、夜学校に通って、高校を卒業する、いわゆる勤労者のための高校でした。しかしちかごろでは定時制の高校の勤労学生は、少数になっています。昼間の定時制は、中学の時に登校拒否していた生徒や、毎朝きちんと起きれないような生徒でも、高校に通うことができて、高卒の資格がとれるようにとの配慮からつくられた高校だと思います。しかしそうでない普通の生徒にも人気が出てきて、一部の昼間の定時制の高校では偏差値が上がる傾向にあります。

世の中の価値観の多様化、個性化、自由化の風潮によって、色んなタイプの高校ができています。この次のブログでは、専門学科、総合学科の解説をします。

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