今年はおかげさまで、3人中２人が都立一般推薦で合格しました。残りの一人も一般受験で合格しました。

都立の推薦入試は今年から入試のやり方が変わりました。内申点の比重が軽くなり、当日の試験である作文と集団討論の比重が重くなりました。その結果、内申点が悪くても、当日の試験で一発逆転できるようになりました。都立の推薦入試は、倍率が一般入試よりも高く狭き門ですが、ダメ元でも受けてみるべきです。都立高校入学を希望する人は、推薦入試を受けられることを強くお勧めします。

また今年から、今までしていた面接がなくなり、その代わり集団討論になったことも大きな変化です。

私たちの塾では、直前に集団討論の練習を何度もしました。

合格者の一人は、集団討論では自分から司会を志願しました。まあ普通に司会をするだけで良い評価をもらったと思います。

も う一人の合格者は、事前に予定されていたはずの集団討論がなくて、その代わりとして面接がありました。面接の時間はかなり長かったようです。その生徒は事前の討論の練習で、議論の流れからはずれた発言をすることが多いので、私はそのことを心 配していました。しかしその少しずれたところが面接官にはユニークに写り、かえって好印象を与えたようです。彼の合格は大方の予想からはずれでいたらしく、職員室でちょと話題になったそうです。

不合格になってしまった一人は、人前に積極的に出るタイプではなかったですが、一般受験で合格しました。彼の誠実な人柄が推薦入試で評価されなかったのが残念です。

集団討論や作文は、英語や数学などの５教科にくらべ、少しの努力で大きく伸ばすことができます。

推薦入試は当日行われる集団討論と作文の比重が大きいので、一発逆転をねらえるいいチャンスです。良い結果を出すには、とにかく何度も練習することです。是非みなさんもがんばってみてください。