中学生 宿題の問題集の効率的な利用の仕方
中学では、学校から配布されている問題集があります。英語や数学はまずどこの中学でも配布されています。だいたい定期試験の範囲のところが宿題の範囲になります。それを定期試験直前に、自分で答え合わせまでして、提出しなければなりません。うちの塾では、宿題を持ってきてやってもいいので、生徒は塾でやってい ますが、生徒が宿題の答えあわせをしているのを見ていると、間違えて答えたところは、わざわざ自分の答えを消し、正し答えに書き換えて、〇をしている生徒がいます。問題集を美しく見せたいのはわかりますが、それでは、自分がどこを間違えたかわからないようになってしまいます。
問題集は、その人が間違えたところ、わからないところを見つけるためにやるのです。これではなんのために、問題集をやっているかわかりません。もしかして、あなたもそうなっているのではないでしょうか。
間違えたところは、数学ならまず解きなおしてください。もちろん答えの解説を見てもかまいません。英語などは、なぜ間違えたか解説を読んでよく理解してくだ さい。とりあえずその場ですることはそれだけです。でもそれだけで終わりではありません。今、解答見て解説を読んだから解ける問題も、時間がたって試験本番でできるとはかぎりません。また日をおいて復習しなければいけません。そこまでして始めて問題集をやった価値があるのです。
宿題の問題集を美しく見せるために、答えを書き換えて、〇をつけるのはいいですが、あとで復習できるように、間違えた問題にはしるしをつけておいてください。そこの復習は、定期試験の時だけでなく、学力試験前の勉強にも役立ちます。そこを中心にやればいいですからね。また高校入試の受験勉強の時にも、時間の節約になり役立ちます。効率的に勉強ができます。
ここのところが、きちんとできていない生徒は、本当に多いです。もしあなたがそうなら、今から改めてくださいね。