お母様へ お子さんをできる子に育てるには 1 (受験生を持つ親御さんへ)
私の塾では、生徒がわからないところがあると、できるだけすぐ教えるようにしていますが、教えすぎてもいけません。答えを教えてしまうのは、ある意味楽なことです。直接答えを教えずに、答えに到る道筋、やり方を教えて、本人が自分でできるようにもっていくのが、うまい教え方です。
それよりもっと高度なテクニックは、あたかも生徒が、自分ひとりでできたように思わせることです。これは時間もかかるし、指導に忍耐がいります。この方法がうまくいくと、勉強が苦でなくなって、問題を解くのが楽しくなってきます。そうなればしめたものです。ひとりでどんどん勉強していきます。私も楽ができるし、本人の成績もどんどん上がってきます。お互いハッピー、ハッピーです。
この高度なテクニックくコツは、生徒本人の性格をよく理解して、生徒のプライドをじょうずに刺激することです。生徒の性格の把握も重要です。また先生が明るい性格であることが絶対条件です。先生が指導に対して情熱があることはもちろんですが、生徒を型にはめようとしたり、強制しようとしたりしないことも大事です。
親御さんも、お子さんの教育に対して、このあたり参考になりましたか? こうすれば、本人がすすんで勉強する、すばらしいお子さんになると思いますよ。