大学受験 直前のあせり よけいなことをするな
入試1~2ヶ月ぐらい前になると、あれもできていない、これも不十分だとあせり、何から手をつけていいのかわからなくなってしまう受験生がよくいます。そういう時は過去問をや模擬テストの復習をやる以外は、とにかく今までに仕上げた問題集や参考書を、復習するしかありません。
絶対にやってはならないのは、新しい問題集に手をつけることです。中途半端に新しい問題集をやっても、繰り返し学習をする時間がありません。目安として入試までに5回以上繰り返すことができるなら、手をつけてもいいですが、そんなケースはまれです。5回繰り返すというこは、完全にマスターするということです。そう言うと、マスターできるならいいのだろうと言って、とにかく覚えるからと言い、新しい問題集に手をつける受験生がいますが、そういう時は結局、ほとんどが失敗します。中途半端なままで時間切れになり、時間の浪費になってしまいます。この時期、自分が受験するかどうかわからない大学なのに、その大学の過去問を見て、すこしでも知らないことがあると、不安になってつい新しい問題集をやりたくなります。しかしこれは自殺行為です。入試は、60~70パーセントの正答率で合格するのです。100パーセントできる必要はありません。
過去問を繰り返し解く、過去問の研究をする、今まで受けてきた模擬テストを何度も解きなおす、それと今までにやってきた問題集や参考書をさらに復習する、これだけでかなりの勉強量になるはずです。時間がかかるはずです。
少しオーバーに言いましたが、新しい問題集をやりたいという悪魔の誘惑は強いのです。受験生のみなさん、この誘惑には絶対に負けないでくださいね。