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不得意教科、にがて教科の克服  大学受験 高校受験

025極端な不得意教科やにがて教科があると、入試には不利です。入学試験は総合点だからです。だいたい、にがてな教科は勉強時間が足りていません。勉強時間が少ないから、さらにできなくなり、にがてになっています。しかもできないと、勉強してもおもしろくありません。だから勉強時間が少なってしまいます。このようにして、できない→おもしろくない→勉強しない→できない、という悪循環にはまっていくのです。たいていの受験生はこの悪循環から抜け出すことができま せん。

ではどうすれば、この悪循環から抜け出せることができるでしょうか。できないから、おもしろくなく、やる気が起きないのだから、できるものをやればいいのです。できるものとは、簡単な問題です。基礎的な問題集を一冊しあげることです。そうすれば、できる→おもしろい→勉強する→できる、の好循環になります。

肝心なことは一冊しあげることです。もし数学がにがてなら、基礎的な数学の問題集で、できるだけページ数が少なく薄いものを、一冊しあげてください。一冊しあげると、自信がつきます。その自信が好循環をつくるエネルギーになります。これはやってみなければ、あなたにはわからないかもしれませんが、どんな簡単な問題集でも、一冊しあげるとすごく気分がいいです。それがにがてというマイナスの潜在意識の刷りこみを、プ ラスに変えてしまいます。

もうひとつ、にがて意識の克服にあたって、大事なことがあります。うちの塾生を観ていてもそうですが、できない教科を克服しようとしている受験生は、なぜか自分の力を超える、難しい問題集をやろうとします。できないのだけら、標準的な問題集でも、荷が重いはずです。これは一気に遅れを取りもどしたいという無意識の、受験生の心理なのかもしれません。しかし簡単な問題集を選ばないと失敗します。このことは十分に注 意しなければいけません。私がチェックできればいいですが、これで失敗して、いつまでも悪循環から抜け出せない受験生は多いです。

もう一度言いますが、にがて教科を克服するには、とにかく簡単な問題集を一冊しあげることです。問題集は、極端に簡単なものを選んでください。

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