実力の厚みを出す。 受験勉強の背景知識 (教養)
現代文や英語長文では、英単語や文法の知識以外に、
教養を高めるには、社会問題に関心を持ったり、歴史や文学、
興味があることを、そのまま追求していけば、教養は身につくのですが、内容によってはほとんど受験には役に立たないものもあります。いわゆる学問というものは受験勉強とは一味違いますが、興味を追及していくことが学問することです。学問で生活している人を学者と言いますが、その学者の研究内容が社会性を持っている時、世の中の役に立っている時には、学者はごはんが食べていけるのです。しかしその研究に社会性がなければ、ただの「おたく」になってしまいます。あなたの興味が「おたく」的な方向なら、ちょっと方向を変えねばなりませんね。
あなたの両親や、あなたの家庭環境がそういう話題 (いわゆる教養)が多いなら、自然に良い意味で色んなことに興味をもつようになれるのですが、そうでない場合は、だれかその分野で尊敬できる人をさがして、そこから興味の糸口を見つけてください。その分野の人でなくても、たとえばスポーツ選手なんかでも、あこがれの人、尊敬できる人が、意外とそういう分 野に憧憬が深いかもしれません。受験勉強には直接結びつかないように見えますが、こんなところが、合格の一点を左右するのです。