受験勉強、お父様の役割 (お母様もお読みください)
お父さんとうまくいかない。なんだかお父さんがけむたい、どうもお父さんが好きになれない、そういう人が、思春期のお子さんには多いです。そういうお子さんに対して、その原因がどこにあるか調査した記録を見たことがあります。それによれば、子供が幼いころ遊んであげることが、なかなかできなかった、仕事が忙しすぎて、子供と遊べなかった、そういうお父様が多いそうです。受験期のお子さんをお持ちのお父様にとって、いまさら言われても、といった具合でしょうが、 まだまだ手遅れではありません。ある女子高の名物校長先生(女性)が言っていました。その学校の父兄会、父親のだけの集会で、
「娘さんとうまくいっていると思われるお父様は、手を上げてください。」
と 言うと、手を上げるお父様は、総じて女性から見てもおしゃれなお父様だそうです。そのわけは、年頃の女の子はファッションに関心があります。似たような価値観を持つことによって、親近感や安心感が生ずるからではないでしょうかと、その先生は分析していました。また、娘さんといっしょに歩く時は、お父様がおしゃれだとうれしいし、ださいと恥ずかしい。これは単に外見のこだけでなく、娘さんと価値観を共有しているということに意味があります。男は中身が勝負だと私もかってにそう思っていますが、娘さんがどういう価値観を持っているかについて、関心をもつことは大切だと、その先生は言っています。
お子さん とコミュニケーションを、できるだけとって、受験にかかる費用など、経済的な面でも安心感を与えることも、お父様の役目です。また受験期、思春期はお子さんは、どちらかと言えばお母様といっしょにいる時間が長くなります。関係が近くなるため、そのぶん、娘さんとお母さんとの間のトラブルも生じやすくなります。そんな時、お母様のお話をじっくり聞いてあげて、ストレスをとってあげることも、お父様の役目のひとつです。そうすることによって、お母様とお子様の関係もよくなり、お子さんも、前向きに受験勉強に取りくめるようになるからです。お仕事も大変でしょうけど、お父さんもがんばってください。