どんな教材でも、あなたの学力のレベルに合っていなければ、いい教材とは言えません。総じて私がお勧めする教材は、わかりやすい解説がついている教材です。またどこに問題の答えの解説があるか、すぐ見つけられることも大事な要素です。どの教材がいいのか、具体的な教材の固有名詞は、友達や先輩、学校や塾の先生に、直接尋ねてくだい。インターネットを使って自分で検索してみるのもいいと思います。学力によって、選ぶ理想の教材は違いますから。

それよりだ大事なことは、どうすれば完璧に教材を使いこなすことができるかです。最初はとりあえず問題を解きますね、それでできなかった問題が正答できるように、解説を読んで理解につとめます。その後で、できなっかた問題ができるようになっているか確認のため、もう一度解いてみますね。その時に注意しなければならないことは、問題を教材に掲載している順番どおりに解いていくのではなく、ランダムに問題を選んで解いていくことです。それで完全に正答できるようになれ ば、まず第一段階は終了です。あくまで第一段階終了です。これができていなかったら、まだ反復練習が足りていません。繰り返し復習しなければないませんね。

第二段階は、問題の解説ができる状態です。どうしてそういう答えになったか、説明できなければなりません。第三者に解説できるようになって、初めて卒業です。自分が納得しているだけでは、まだまだです。他人に説明できないといけません。説明する第三者が具体的にいればいいですが、いない場合は、自分で自分に向かってぶつぶつ説明してくだい。あくまで客観的に。これができて、第二段階が卒業です。

大三段階は、今までつけてきた力で、その応用ができる段階です。社会科などでは、記述問題ができることです。数学や物理では、習得した解法を応用して、他の難しい問題が解ける状態です。ここまでくれば第三段階終了です。

こ の三段階まで終了して、その教材が理想的な教材となるのです。ここまでマスターした教材は、あなただけの教材です。完璧な理想の教材です。こういった教材 をひとつでも多く作ることが、受験に成功する秘訣です。あなただけのこの理想の教材には、愛着がわき、それがあなたの宝物となります。とにかく受験生のみなさんもそこまで勉強がんばってくださいね。