発言がすべてプラスの言葉だという受験生は、もともと受験に打ち勝つ受験生です。
いくらプラスの言葉だけを使おうと思っていても、いくら感情をこめて志望校の合格を読み上げても、心の中から、それを否定する言葉が浮かんでしまえば、台無しなってしまいます。このように潜在意識を利用するのは簡単なようで難しいです。受験に限らず人生は、ある意味心の中での戦いです。精神状態をいかに保つか、気持ちをいかに明るく前向きにしておくか、心の中の言葉をどうコントロールするかの戦いです。しかしそれが簡単にできるなら、だれも苦労しないでしょう。だから潜在意識をうまく利用できるようになるには、ある程度の基本、土台が必要なのです。その土台作りから始めないといけません。
このように、潜在意識を利用するにも、ある程度の土台、基礎のようなものが必要です。受験勉強も基礎作り、土台作りが大事だから、こんなところは受験勉強に似ていますね。その土台を築くには、毎日決まったことをする。30分でもいいから、毎日音読をする。英語でも古文でも世界史でも、毎日どんなことがあっても30分音読する。これもまるで受験勉強同じですね。このようなことを、自分に課す。このようなことを毎日欠かさず続けていると、必ず自信がついてきて、目標達成の言葉、「〇〇大学に合格したぞ・・・」 とうれしそうに、声に出して自然に言えるようになります。そして否定的な言葉が、心の中からわかなくなってきます。
また、毎日継続することが、家の周りを掃除する、ゴミを毎日30分拾って歩く、などであればもっと潜在意識が早くきれいになり、もっとうまく潜在意識を利用することができるようになります。自分のためだけでなく、ほかの人のために自分の時間を削ってでも、何かする。それが習慣になるまで毎日続ける。このことが、心、潜在意識には、すごい栄養になるのです。潜在意識を活用すること、これは一見すると遠まわりのようですが、じつは受験の近道かもしれません。後悔のない、豊かな人生をおくる王道かもしれませんね。