英語の基礎 (これでは何度受験しても無駄)
先日久しぶりに、歯医者さんに行ってきました。とくに虫歯があったわけではないのですが、歯の検診といっしょに歯石を取ってもらいました。それともうひとつ 目的がありました。歯医者になった私の教え子に、会いに行ってきたのです。もう何年前のことだったか忘れましたが、半年間ほど彼の家庭教師をしていしました。彼の家は祖父の代から、歯医者さんで、お父さんも伯父さんもみんな歯医者さんです。だから本人が歯医者になることが宿命づけられているような感じでし た。彼は2年浪人してどこの歯学部にも受からなかったのですが、私の半年の家庭教師で、第一志望の歯学部に合格できました。模擬テステトでも、志望校のA判定が出た時は、大変喜んでいました。浪人中は医師薬専門の、学費の高い予備校に通っていたのですが、結果が出ませんでした。
私 は週2回、だいたい2時間ずつ英語を観ただけでした。ではいったい何が、偏差値アップの要因になったのでしょうか。英語はおもに長文で、過去問を音読してから、日本語訳を、口頭でしてもらいます。私はその英文をコピーしておいて、それを見て指導していきます。これは、マンツーマンで英語長文をやる時の、もっとも典型的な勉強 方法です。それをやりながら気づいたのですが、とにかく中学で習得しておかなければならない部分、英語の基礎がおろそかでした。たとえば関係代名詞、不定詞 などです。また、長文の意味をとる時、何が主語で、何が述語なのか、それがあいまいでした。うちの塾でも、同じようにマンツーマンで英語長文の和訳をやりますが、いつも共通して生徒に言っていることがあります。それは、主語は何? 述語は?文法では関係代名詞、不定詞、使役動詞です。さらにつ け加えるなら、、there is ~ という文の意味です。これは、そこに~ではありません。「~があります」、という意味です。これだけのことが理解できていないので、いくらがんばっても伸 びないで、挫折していまうのです。もう一度注意点を書いておきます。こんな簡単なことと、バカにしないでくださいね。
・何が主語で、何が述語か、(基本ひとつの文に主語はひとつ)
・関係代名詞
・不定詞
・使役動詞
・there is ~ です。
ちなみに、彼が歯学部に合格したおかげで、そこの歯医者さんでは、ありがたいことに、私は材料費だけで治療してもらっています。