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古文が嫌い!

受験生の中には、古文が嫌いな生徒が多いです。もしかしてあなたもそうかもしれませんね。同じ日本語なのに、「item20130706004sなんであんなに読みにくいのか」 「助動詞の活用など、あの複雑な文法はなんだ」 と思っている人がたくさんいるでしょう。まあほとんどの受験生が、そう思っているかもしれませんね。私もそうでしたから。もしそうなら、ここで少しその嫌いな部分を、少なくするお話をしましょう。

日本の古典、たとえば紫式部の源氏物語は、今から1000年くらい前の文学です。では今、西洋文明の先端を行く国、アメリカにそんな文学があったでしょうか。ないですね、アメリカは建国以来高々200年の歴史しかないのですから、当然そんな古い文学はありません。それでは、歴史の古そうなヨーロッパはどうでしょうか。ヨーロッパにいわゆる古典というはないこともないですが、日本の古文に該当するような文学はありません。せいぜいフランスあたりに、叙事詩のような簡単な散文が残っているだけです。文化レベル言えばかなり幼稚なもです。あの有名なシェイクスピアも、ずっと後の16世紀になってからです。ヨーロッパでもその他の国でも、あの時代に、いわゆる国民文学というものが、全くありません。もっと言うなら、国家というものが今のような形でヨーロッパに現れたのなは、ずっとあとになってからです。日本には、紫式部よりずっと以前に書かれた書物が、数多くあります。古事記という歴史書は、書かれたのが西暦714年です。

一般にヨーロッパにおける古典は、ギリシャ、ローマの文学や書物のことを言います。たしかに歴史は古いですが、これらは国民文学ではありません。と言うのは、今そのころからつながっている、ギリシャローマ人はいないのです。現代のEUのギリシャは、古代ギリシャとは民族も言語も全く別の存在です。書かれていた文字は、全く別の言語です。現代のギリシャ人、ヨーロッパ人が普通に読むことはできません。外国語を読むようなものです。その筋の専門の学者以外は、読解は不可能です。それにくらべ源氏物語は我々現代の日本人でも、読むことができます。たしかに読みにくいことは事実ですが、なんとか読めないことはありません。我々日本は、そのころからずっと現代まで、同じ日本語を話す、同じ国民、同じ民族です。外部から他民族の侵入もほとんどありません。天皇を頂いて、2000年以上日本民族の国、日本はずっと継続しています。だから、1000年以上前の文学を、我々現代日本人でも、普通に理解することができるのです。また中国も4000年の歴史とか言っていますが、それも嘘です。中国大陸という場所があって、そこには入れ替わり立ち代り、色んな民族が侵入して、国をつくりましたが、一つの国が一貫して続いているわけではなく、中国という舞台がずっとあっただけです。だから、中国にも日本のような、国民文学はありません。まあ言ってみれば、ヨーロッパ人も中国人も、外国の古いものを持ち出して、わが国のルーツである古典だと言っているようなものです。古典にはその国や民族の、潜在意識が表れていますが、ヨーロッパにしても中国にしても、彼らの言う古典に、それを求めるには少し無理があります。

我々日本人を他国からみれば、どれだけすばらしものも持っているか、どれだけ恵まれているか、海外の知識階級の人ほど、そのことを羨望の眼で見ています。とかろが肝心の私たち日本人が、そのことの価値を認識していません。このように、私たち日本人がどれだけ素晴らしいものを、受け継いでいるかということを、古典の授業の最初に、先生が話してくれれば、ちょっとは古典の学習のモチベーションが上がるのにのになあ、と思ってしまいます。日本人は海外では評判いいですが、なまいきな外人がいれば、言ってやってくだい。おまえら1000前は否文明人だと。この深い日本文化が理解できないだろうと。そしてその理由を説明してあげてください。そうすれば、あなたに一目置くようになるかもしれませんよ。そのためにも古典をしっかり勉強しましょう。

これで少しは、古典学習のモチベーションが、上がったたかなあー?

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