数学の証明問題が嫌い 2/3
塾に入って来た生徒が、数学が苦手で、その中でも特に証明問題が苦手だという場合が、けっこうあります。その時私がどう指導したか、簡単に説明しますね。
まず証明問題の解答を見て、なぜそれが正しいのかということが、理解できているかを確かめます。ふつうは解答をみれば理解できます。答えを見て理解できなけ れば重症です。でも元々数学が苦手なのですから、案外そういう生徒が多いのも事実です。そして理解できないならば、どの部分が理解できないのかを明確にさせます。
これは高校生でもそうなのですが、数学苦手だ、わからないと言っている生徒は、どこがわからないをわかっていません。数学がわからないということはわかる、図形の合同の証明問題がわからないということまではわかる。あるいはベクトルが苦手だというとこはわかる。しかし個々の問題で、解答を見たとき、どこまで理解できて、どこから理解できないのかが明確ではありません。わかっていません。そういう場合がほとんです。
なので最初から解答をみて、どこからわからなくなるのか、どの行のどの式や数字からわからなくなるのかを、明確にしなければなりません。不思議なもので、わかないとかろがはっきりすると、それだけでいきなりわかるようになります。それでもわからない時は、私が解説します。このブログを読んでいるあなたは、学校や塾の先生、できる友達などに聞いて、教えてもらってください。でも多分その必要がなくなると思います。わからいところがはっきりすれば、それだけ多分わるかようになります。そのくらい、わからないところを明確することは大事なことです。
これは数学の苦手意識を克服するために、おさえなければならないポイントの一つですね。